chimney.のアイドル定点観測

前世の業が深すぎて重度のアイドルヲタクになってしまった可哀想な人。ライブレポ、アイドル論、楽曲紹介等します。

第10回 アイドル楽曲大賞 2021

 

chimney.です

 

 

今年も投票してきました!「第10回 アイドル楽曲大賞 2021」!!

皆さんは投票しましたか??

普段は推しメンのことばかり書くブログですが、今回は忖度なしで本気投票してきたアイドル楽曲大賞の投票内容について書きます!

 

推す推さないは別にして、普通にアイドル楽曲自体はかなり好きなのでね………

 

 

ちなみに、先に言っておくと、本当に長いです、長すぎます、長すぎるので目次つけときます

 

 

投票基準

基本的には今回も例年通り、「推しているグループ」というよりは「単純に楽曲としておすすめしたいもの」を選んでいます

なので、微塵も見たことないグループもあれば、昨年から引き続き投票しているグループもあります、イメージとしては「アイドルを聞かない人にもおすすめしたい曲」です

 

とはいえ、それだけでは同じようなもんばかりになるので、大体以下の5点で考えています

 

①単純に楽曲としての完成度が高い曲

②アイドルを聞かない人・偏見を抱いている人にもおすすめできる曲

③経緯・歴史を踏まえた時に「エモい」と思える曲

④楽曲とアイドルの実力が絶妙にマッチした結果、作品の魅力が増している曲

⑤超個人的な音楽的好み

 

以上です

①、②は分かりやすいですが、③、④はアイドル楽曲特有の観点かもしれませんね

⑤は完全なエゴです、極力少なくはしておりますが…

 

それでは、今回の投票先・投票理由を述べていきますね

 

 

メジャーアイドル楽曲部門

 

1位

オーバーセンシティブ / 真っ白なキャンバス

 

ほらね?こういう時は忖度しないんですよ

「1位、推しメンの曲!理由、好きだから!」みたいなことはしないんですよ、できればしたいですけど

真っ白なキャンバス(以下、白キャン)といえば、「清純派」「正統派」といった言葉がかなりしっくりくるグループなんですけれど、今回、この「オーバーセンシティブ」に関してはかなり今までの白キャンのイメージから外れた曲だったんですよね

ミディアムロックサウンドでスタート…と思いきや唐突に加速するイントロ

「欠陥品」「要らない子」「怪物」と、およそ白キャンとはマッチしないワードが並ぶ歌詞

そこで考えるのはタイトル、「オーバーセンシティブ」=神経過敏

あまりにも高すぎる理想、そこから産まれる劣等感と孤独感=神経過敏、それを自分の中に潜む「怪物」と称して歌っている曲ですね、かなり攻めた歌詞だと思います

これだけの曲をアルバムリードに持ってくるのは、今のメンバー構成に相当な自信がある証拠、確かに今の白キャンは強い

2021年、堂々の1位です

 

 

2位

新宇宙±ワープドライブ / 煌めき☆アンフォレント

 

「結局忖度してんじゃん!」と思いましたか?

いやいや、真面目に選んだ結果ですよ!!

元々、EPのタイトルとしてワードだけは存在していた「新宇宙±ワープドライブ」、新宇宙をフロンティアと読ませるなど変化はありましたが、ある種、満を辞しての楽曲化、といったところですかね

この曲、煌めき☆アンフォレント(以下、キラフォレ)の新体制一発目の楽曲なんですが、本当に相応しいと言うか、この曲でスタートを切れて本当に良かったなあと

キラフォレとしても、双葉凛乃以外全員新メンバーということで、ほぼ総入れ替えの状態、まさに「新しい幕を開けよう」という所

新メンバーを見ても全員が前世を持ち、中には数年単位でのブランクがあるメンバーもいる状態、一人一人にとっても「新しい幕を開けよう」という一世一代の場面なんですよね

「準備 OK 火を付けろ!!」、「一緒にスイッチオン☆」など、スタートを連想させる言葉が並ぶ中、「新しい宇宙を始めよう」

まさに、新生キラフォレへの決意表明の歌、こういう歌って大体重たくなるかミディアムテンポになるかのどっちかなんですけど、「キラフォレらしさ」が全くブレることなくできるのはすごいんですよ、コンセプトの宇宙感もしっかり残ってますし

今回こそは、という運営さんの本気度も垣間見えますね

武道館、Zepp Nagoya、絶対行こうな

 

 

3位

刹那ストリングス / 手羽先センセーション

 

こちらもメンバー総入れ替えの新体制一発目楽曲

「あしたのはなし」「始まりのシグナル」など、超王道が多かった手羽先センセーション(以下、手羽セン)ですが、今回はグッとイメージを変えてきた印象

自分が大尊敬をしている多田慎也大先生の作る作品ですので、もちろん歌詞・メロディ共に最強なんですよね、やはり多田先生にハズレなし…

もう単純に歌詞が良い、語り始めたらキリがないのであれですが、歌詞の切なさとメロディのストリングスが非常に合う、手羽センとこういう類の曲が合うとは思わなかったですよ、ひたすらにこの才能が欲しい

個人的には2番のサビのラスト、三好佑季の「お願い」がとてもよい、聞いてあげて欲しい、切なさMAXです

また、衣装と振付もとても合う、サビの振付でスカートが揺れる所などはあまりに合いすぎてびっくりしてしまった、衣装と振付で見せられるのはアイドルならではですね

新生手羽セン、かなり期待できそうですね

 

 

4位

AOAWASE / CYNHN

 

こちらは昨年の「くもりぎみ」から引き続きの投票です

崎乃奏音の卒業で、正直もう無理か…?と思っていましたが、不安を跳ね返す、さすがの実力を見せつけてくれました

渡辺翔先生も大尊敬しております、こう、琴線に触れる歌詞なんですよね

以前から言われていたことですが、「2時のパレード」から楽曲の難易度が格段に上がっている中で、劣るどころか魅力が増しているのは全員のパフォーマンスレベルが上がってきているからですね

初期は崎乃、綾瀬の二枚看板に支えられている印象でしたが、今では4人とも堂々とサビを任せられる程にまで成長して、CYNHNの世界観をうまく表現している

「しゃがんで愚痴ってらしく進んで生きて行こう」というサビの歌詞、等身大だけど、結局こういう言葉が1番人の背中を押したりしますよね

「着こなせてない言葉歌ってでも前へ前へ」

無理をしてでも自分を着飾る瞬間も、多かれ少なかれどんな人でもありますよね、それでも、「信じるものはこっちで選びたい」、それだけの信念は曲げずに持っていたい

渡辺先生の言葉が身に沁みます… 今後も良作品、期待してます…!

 

 

5位

開花宣言! / ナナランド

 

まず頭に残って離れないのは振付、MARQUEE Fes.の光景が忘れられない

後方から眺めるツーステヲタク達、壮観だったな…

「夏の夢」の印象が個人的には強いナナランドなんですが、こんな曲もできるのか!と驚いた一曲

リズミカルなピアノのイントロから始まり、全体を通してかなり強気なサウンド構成、結構印象は変わりましたね

コレットってこういった泥臭い感じの曲は歌わないイメージでしたが、これで楽曲の幅も広がり、改めて今後も楽しみになりましたね

 

 

メジャーアイドル楽曲部門は以上となります!

つづいては、

 

インディーズ/地方アイドル楽曲部門

 

 

1位

Tap Tap Tap! / クレイビット

 

今年のアイドルシーンはクレイビット無しには語れないのでは??

今年9月にデビューし、瞬く間に話題をかっさらっていったクレイビット

とにかく楽曲が良すぎる、個人的には邦楽全体で見ても今年ベスト10に入るレベル

デビュー一発目の表題にわかばマークおじさんを起用する度胸もすごいものの、そもそとアイドル×エレクトロスウィングという組み合わせがかなり勇気のいる組み合わせですよね

正直、単純な楽曲の良さが強すぎて語るところが逆に無いという状態、どうしたらいいんだ…

 

 

2位

BABYLONIA / Task have Fun

 

第一声、「待ってました!!!」と叫んでしまったMV、そうだよ、こういうの待ってたんだよ

2017年に「3WD」で一躍人気グループになって以降、突き抜けそうで突き抜けない状態で停滞してた印象のTask have Fun(以下、タスク)

ある種、禁じ手とも言われてしまいそうな「3WD」タッグでしっかり期待に応えてくれました…

というか、「3WD」ありきのMVとはいえ、完成度が高すぎませんか????

タスク、ここにあり、といったところですかね、個人的には2021年ベストMVです

 

 

3位

カーニバル / kolokol

 

BiSHやNEO JAPONISM、フィロのスみたいな実力派が年々増えてきているアイドル業界で、日頃感じるのは王道の減少…

コンカフェが巷で大人気なのと同じように、コンセプトアイドルも増えてきて、単純な王道ってかなり減ってきましたよね

そんな中で発表された、kolokolの「カーニバル」、正直、こんなにも閉塞感のある世の中で、これだけ多幸感に溢れた曲って意外と珍しいんですよね、こんな世の中なのにね??

何の気無しに聞いていると、「普通の曲じゃん」なんて言われてしまいそうなくらい、さりげなくすごいことやってるのがこの曲

まず、Bメロ直後の拍の取り方がすごい、これ、実際歌うと結構難しいんじゃないですかね

全体的にトーンダウンはほとんどなく、唯一のCメロもラスサビで盛り上がりのピークを持ってくるための抑制期間になってて、2番までの盛り上がりを止めることなく、段階的に上げてくるやり方は本当にうまい、イントロの疾走感のまま最後まで気持ちよく走らせてくれる名曲

この曲ならライブの冒頭でも、中盤でも、終盤でもアンコールでも十分に魅力を発揮してくれるでしょうね… 

 

 

4位

Buster Buster / NEO JAPONISM

 

ここ数年で実力を急速に上げ、もはや説明不要の実力派となったNEO JAPONISM(以下、ネオジャポ)

滝沢ひなのや福田みゆの歌唱力が挙げられることが多いグループですが、この曲で大事なのは自分は辰巳さやかだと思ってます

ネオジャポの振付も担当する辰巳ですが、オフィシャルの紹介「司令塔」の言葉通り、ネオジャポの紛れもない核になってますね

歌声が特徴的な滝沢・瀬戸、安定した実力を持つ福田・朝倉、そしてその中心で楽曲をよりレベルアップさせているのが核・辰巳ひなのだと思います、BiSHでいうセントチヒロ・チッチ的役割

実力はもういうまでもないグループですからね、来年以降も楽しみです

 

 

5位

限界無限大ケン% / クマリデパート

 

正直、全然聞かないし全然知らないんですよね、クマリデパート

とはいえ投票するのに知らない曲があるのはなあ…と思い聞いてみましたが、これが想像以上に良かったです

変則的なリズムの5拍子イントロがまず好き、Maison book girlでんぱ組.incを足して2で割ったような感じ

と、思って調べたらサクライケンタさんと玉屋2060%さんの共作でした、その通りじゃないか!

目まぐるしくリズムが変化していく中、終始全く意味の分からない歌詞、底抜けに明るい、だからこそ楽しい

楽しいなあと聞いていたら唐突に始まるラップパート、またメロディが変わる、メロディ使いすぎだよこの曲

楽しいだけじゃなく、冒頭の5拍子イントロは最後の最後、大サビで帰ってくる、楽しすぎるだろこの曲、天才か???

終始わちゃわちゃした雰囲気の中でもブクガみを感じるのはサクライ先生の力だろうなあ、両者の良さが存分に感じられる素晴らしいコラボでした、好きですこの曲

 

 

 

と、いうわけで楽曲大賞、投票曲は以上でございます!!!

長すぎた、もうすぐ5,000字いきますよ今回のブログ

アルバム部門と推し箱部門も書こうかと思いましたが引くほど長いので投票先だけお伝えしますね

 

アルバム部門

1位

共創 / 真っ白なキャンバス

2位

LOVE IDOL PROJECT / 転校少女*

3位

さっきの女の子、と交流 / さっきの女の子、

 

推し箱部門

煌めき☆アンフォレント

 

投票先は以上です!

推し箱部門に関しては、サイトにもコメントを記載させていただいたので、そちらもぜひご覧いただけたらと思います

 

それでは、最後に運営の方々へ

毎年楽しみにさせていただいている企画ですが、今年は特に名曲も多く選ぶのが大変でした

準備段階からかなり毎年大変だとは思いますが、この大好きな企画を毎年開催していただけること、感謝しかないです…!

今年も集計結果、楽しみに待っております…!

 

というわけで、今回は長々とありがとうございました!!

 

次回からは平常運転です、あみちゃんについて語るだけのブログに戻ります!

 

ではでは…!